« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »

2015年9月

2015年9月14日 (月)

ごはんと能・撮影アシスタント編

玄関開けたら2分でご飯!ごはん大好きな佐藤です。

突然ですが皆さん、能楽ってご存知ですか?
ご存じでない方の為に軽くご説明をさせて頂きます。

能楽とは能と狂言を併せていう用語の一つで、登場人物の所作は細かく様式化され、言葉や節回しは室町時代の様式を残しているとの事です。

そして室町時代が1300年代ですから、約600年以上も受け継がれている世界最古の舞台芸術なんですね。
能楽にはシテ方、ワキ方、囃子方、狂言方の4つの役があり、それぞれの役者はその専門分野の役のみを担当します。

お面を被って演じるわけですが、お面の事を「オモテ」と言い、衣装の事を「装束」(しょうぞく)と呼びます。

能の曲目は、現在能夢幻能の2つに大別されます。
現在能は主人公(シテ)が現実世界の人物で、物語が時間の経過に従って進行します。
人間の心情を描くことを主題にしており、対話的な言葉のやりとりが中心となって物語が展開していきます。
夢幻能は、神、鬼、亡霊など現実世界を超えたものがシテとなっています。
通常は前後2場構成で、旅人(ワキ)の前に主人公(シテ)が化身の姿で現れる前場と、本来の姿で登場して思い出を語り舞を舞う後場で構成されています。

少し説明が長くなってしまいましたが、、
う~ん、奥が深いですね~。

こんなにも昔からあって世界最古の舞台芸術なんて素敵ですね。

そんな伝統ある芸術作品を撮りに、福島県那須白河に、初めて作品撮りの同行をしてきました。モデルはもちろんディーバと一緒に能楽教室をされている、重要文化財総合指定保持者の能楽師、松木先生です。

作品撮りをする前日は大雨で、当日の天気が危ぶまれましたが、見事に晴れてまさにロケ日和というより暑いくらいでした。

1

1日目は観光でも有名な雪割橋に行き1つ目の作品撮りをしました。
橋の下は断崖絶壁のような、思わず立ちすくんでしまいそうな高さからの撮影。
欄干に足を立てたり、脚立を立てて欄干より上に立っての撮影で、弊社代表の山口と松木先生,とも落ちないように足支え必須です!ひやひやな撮影でしたが壮大な山々、滝をバックにした撮影はとてもかっこいい画になりました。
前日の大雨の中でのロケハンの重要性が解りました。

B

少し場所を移動して森の中で撮影。ここでは着ている衣装が重いのに、松木先生は飛んだりして暑い中、何度も山口の指示に全力跳躍でまさにプロ魂。
山口大先生は普段スタジオでは我々に何も言わないのですが、作品と撮るとなったら容赦無く、まさにカメラマンと被写体の真剣勝負でした。

夕方になり宿泊したホテルの併設したゴルフ場で次の作品撮り開始。お客さんの回らなくなった終業後の時間でしたが、ゴルフ場を借り切っての撮影でした。
ここでは日没までと時間も限られているので、今度は時間との勝負!山口と松木先生が一心となり時間との闘い。同じ景色を表現。池の水面に映る画はとても幻想的でした。

こういった感じで1日目無事終了。撮影が終わった後は全員で食事。和食の懐石料理で、皆さんお酒も進んでいました。私はご飯も進みどんぶり3杯以上食べました。食事の後は反省会と翌日の打ち合わせといいつつ、宴会?もちろん日付は翌日です。

2日目は早朝6時撮影スタート。ということは5時には装束を付け始めなければなりません。松木先生のバイタリティに関心しました。

朝でも陽が出過ぎるとイメージと違う光の感じになるとのことで、日が出過ぎない時間内での撮影でした。同じ池の水面に映る景色でも、昨日の夕方とは全くに違うのに驚きました。でもすがすがしく、とても綺麗でした。

2

新人の私はまだメイクスタッフとしてではなく、撮影のアシスタントとしての同行でしたが、ディーバはこんな文化的な活動をしているのかを改めて知り、早く一人前のメイクとして、様々な撮影に携わりたいと強く思いました。


そして2日間ロケに同行して、最初は能楽ってなんだろうと、何も知らない私でしたが、こういう意味があって着る衣装やオモテを変えているのかと、能楽に対して興味を持つ事が沢山ありました。
このような日本の伝統を後世に受け継ぐためにも、もっと多くの人が能楽に関心を持ってくればなと思いました。

ところでスタジオディーバでは松木先生による、能楽のワンコイン講座を開催していますので是非多くの皆さんにもお越しいただき、芸術に触れてみて頂きたいと思います。

それでは今回はブログ2回目の登場、新人のご飯大好き佐藤が担当させていただきました。

  スタジオ☆ディーバ 新人ヘアメイク  ご飯の佐藤

|

« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »