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2017年7月

2017年7月27日 (木)

天使と悪魔と佐藤と蓼科

お久しぶりです。久しぶりのブログ登場、ご飯大好き佐藤です!

7/15~17まで長野蓼科のロケに同行してきました。
今回は、ディーバ代表、山口先生のライフワーク「Japonism」の為の作品撮影です。
テーマは「天使と悪魔」。

人は誰しも光と影の部分が存在します。影の部分があるから光は光るのです!「影があるところに光あり!」ん?どこかで聞いたようなフレーズですね。。
私の名前も光が入っておりまして(光紀です)・・・そうです、まさに光がある人間なんです!!!

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それは置いておいて、撮影モデルは、先日市原アートミックスでもモデルをお願いした、新国立劇場バレエ団のプリンシパルトレイバエフ・マイレン先生とその娘さんのミレイナちゃん。
マイレン先生、いつ見てもとてもかっこよく、お会いするだけでそのオーラに圧倒されます。オーラってほんとにあるんです!私のオーラは何色?(知るかよ)

まず7/15はロケハン。14日に蓼科のホテルで松木先生のお能のイベントがあり、その為に山口先生と高木GM、そして私の3人は前入りをしていました。マイレン先生達がいらっしゃる前に最終チェックしに行ってきました。
今回の撮影現場は蓼科の奥にある白駒池周辺。白駒池は今、吉永小百合さんが出演しているJR「大人の休日」のCMで使われているところです。日本で1番高い所にある池で、標高はなんと2100メートル!この時期でもここまで標高が高いと気温は低く、カーディガンが離せません。

いつもは静かなところだそうですが、今回行ってみてびっくり、JRのCMで注目され、にわかに観光地化して、駐車場に入るために渋滞までおきていました。昨年に先生が来た時はまだそんなことはなかったそうで、どうしようかと、しばし3人で考え込んでしまいました。

近くの苔の森は、まだあまり多くの人には知られていないので、とりあえずそこから撮影を始めることにしました。苔の森は沢山の苔からなる森でして、苔マニアにはまさに宝の山!持ち帰り厳禁!!あんなに苔の種類を見たのは初めてでした。
山の天気は変わりやすく、天気予報は夜から雨。明日、明後日が晴れることを祈りつつ1日目ロケハン終了。夕方到着したマイレン先生一家や川口先輩とホテルで合流し、打ち合わせを兼ねた夕食。案の定、夜はかなりの雨でした。

前日の祈りのお蔭か、7/16は薄曇り。ロケには最高の天気です。

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私は音楽の趣味が抜群に合う川口先輩と一緒にマイレン先生、ミレイナちゃんをヘアメイク。私はミレイナちゃんのヘアメイクを担当。山口先生の作品のヘアメイクをするのはじめてなのですごく緊張しました。
ミレイナちゃんのイメージは天使。
自らの手際の悪さにテンパりながらも先生や高木GMの指示、アドバイスを頂きながらなんとか仕上げることができました。
衣装をまとい、花冠を飾ったミレイナちゃんはまさに天使そのもの!ものすごく可愛かったです。瞬間的に子供が欲しくなりました。(天国的感想。)

それとは対比してマイレン先生のイメージは、「闇」、「暗」、「影」。
メイクがだんだん仕上がるにつれて迫力も増していき、本当に「影」の存在になっていきました。先生の作品のメイクを何回も経験されている川口先輩、さすがです!イメージ通りのものが即座に完成されていく過程は、まさにプロ級のプロ!私もそのようなメイクアップアーティストになりたいと横目で感じました。

撮影は先ず苔の森から。マイレン先生とミレイナちゃんの2ショット撮影です。世間は3連休という事で、人気の少ない苔の森でも一般のお客様が多数入山されていた中での撮影でした。山の中でのマイレン先生のシルエットはとても不気味で、偶然通りかかった人たちも「怖い」と言って何度も見返していました。
私は立ち会いをしつつ、LEDライトを当てる係に徹しました。解ってはいましたが、が大量にいるんです。ライトを持っている私の周りには虫の大群があちこちから攻めてきます。
ただここで動いてしまうわけにはいきません。
被写体にしっかり当たるように、良い角度、いいポジションを確保しつつ、足場が悪くても多少の腰痛と虫さされはガマンガマン!!
あんなに虫よけスプレー使ったのも初めての経験でした。

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2ショット撮影を終了させ、夕方駐車場が閉まって人がいなくなった頃、白駒池に移動しマイレン先生の個人撮影開始!ヘアメイクを変えて、違うイメージの写真を撮影しました。撮影時間10分も無いくらい、まさにゲリラ的撮影(ちゃんと許可はとりました)。で、本日分の撮影は終了です。お昼を食べる時間もなかったのですごくお腹が減りましたが、充実感がありました。

7/17はミレイナちゃんがメインの撮影、という事は私もメイン?前日夜から編みこんだヘアを朝ほどいて、いい感じのウェーブヘアが似合っていました。
皆さんも気分でパーマ感を出したい時にオススメです!

この日のイメージはオフィーリア。清流に行き、川の中に入るという撮影だったわけですが、そのまま飲料ができる綺麗な水の所でした。しかし川の水温がとても低く、長靴を履いて少し水に浸かるだけでも全身がかじかんでしまうくらい大変な撮影でした。
ミレイナちゃんは素足で水に入り、最後は全身水に浸かるわけですから、ほんとよく頑張りました!!時間もかけられず、アシストするのも必死です。まさにチームプレイが実を結んだ撮影となりました。

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両日ともに天候も良く無事に撮影を終えることができました。晴れ男は誰!?
今回初めて作品撮りにヘアメイクとして参加しましたが、こういった作品を作るにあたり、事前準備が大切な事を改めて勉強させていただきました。
モデルが使用する小物や、道具等はほとんどが手作りです!どのように作れば見栄えがいいのか、実際に装着してからのバランスのとり方や、ヘアメイクのイメージをどの色合いで表現するのか等、突き詰めなければならないところが沢山ありました。それにこれが作品となって海外等、色々な場所で展示されるわけで、ヘアメイクの意義と責任も強く感じました。
スタジオ業務では経験できないことが沢山学べた2日間でした。

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しかーし、このように私も色々な場所にロケに行っておりますので、どこかでお目にかかれたら声をかけてください!

以上、今回は月日が経つのは早いもので3年目の佐藤が担当させていただきました。

     スタジオ☆ディーバ ヘアメイク・佐藤光紀

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2017年7月12日 (水)

ドイツでビール!それとカールリヒターの事

ベルクムント・フォン・山口です。ご迷惑おかけしましたが、先月にドイツから無事、戻ってきました。変なドイツ野郎になっていて申し訳ありません。私の個展は無事に終了しましたが、現在また場所を移しまして8まで開催される運びになりましたので、ベルリン在住の方は是非おでかけくださいね。会場については追って告知いたします。初回の個展もそうでしたが、ミッテ地区と言う、昔、例のがあった所、ブランデンブルグ門の近くで、アートには一等地らしいです。

 

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個展のレセプションは、ドイツではヴァニサージュと言うのですが、その初日が勝負なのですね。画廊やオークションのオーナー達、大使館関係、アート関連の方々が集うパーティーなので、そこでアピールしなければなりません。今後も発展していく活動の宣伝をして作品の資産価値も保障しなければいけないのですが、そこの所は私にはどうも荷が重く、まあこれから勉強です。

全般にドイツの人は意味と意志と理屈が好きな印象でした。私のスピーチで解説を加えた作品のみが売れるので、作品の構造や象徴の意味を知りたがる感じです。ジュエリーメーカーの画廊のオーナー、オークションのエージェントが興味を持ってくれて私の作品を置いてくれるそうです。私の印象ではドイツの写真界は作品といえば記録写真が圧倒的で、例えば建築写真などが作品ジャンルとして昔から確立しているようです。

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 さて、今回は初めてのドイツという事で少々観光もさせてもらいました。ライプツィッヒ、ドレスデン、フランクフルト、ローマ街道(ロマンチックシュトラッセ)のいくつかの都市、そしてミュンヘンと周って来ました。イタリアがワインと歌の国だとすれば、ドイツはビールと管弦楽の国ですかね(あとオルガンとコラール)

私はこれでワインには結構うるさいのですが、ビールに関しては無知というか白痴に等しい世界観しか持っていなかった事を今回は思い知りました。これまで日本で普段飲んでいたビールは美味しいものと思っていたのです。恥ずかしながら英国本土のパブで、室温で飲む気の抜けたようなビターに親しむようになっても、その無知蒙昧は頑固に居座っておりました。ところが今回のドイツのビールといったら・・・種類も味わいも百花繚乱。特にミュンヘンのディンケルという少し黒いやつ、そしてバイツェンビールヘーフェヴァイスと言うんですか、あの酵母で白濁している上面発酵のやつ、向こうではあれを少しだけ冷やして飲むんですね。あの麦芽はどこまでも香り高く余韻を引き、酵母の優しさはマリアの慈悲の如く、これがビールなのだと目から鱗でしたね。それで、日本に戻ってから飲む生ビールの味気なく薄っぺらな事。悲しかったです。うーん困りました。現在、日本の地ビールに少しある無濾過のエールを片端から試していますが、今一つなんですね。

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一方、管弦楽ですが、ベルリンフィル、ゲバントハウス、ドレスデン室内、ミュンヘンフィル、ミュンヘンバッハ等、クラシックファンにとっては溜息もののハイクオリティーオーケストラが各々の都市にあるのですからたまりませんね。教会ではいつでもオルガン演奏会が無料で聴けますしね。今回はベルリンでオペラハウスのバックヤードを、幸運にも知り合いになった出演者の案内で見学する事ができました。そこで「彷徨えるオランダ人」を観劇して、ライプツィッヒではゲバントハウスを聴いてきました。勿ライプツィッヒバッハの奉職したトーマス教会があります。以外と小さな教会でしたが、教会ではトマーナ(教会付属少年合唱団)のバッハのモテットとカンタータ79番を聴き、堂内にあるバッハの墓に詣でてまいりました。感激です。花輪やブーケが捧げられ、自分の演奏したCDを墓の上に置いて行く人もいます。
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偶然ですが、後日ミュンヘンに行った時、美術館への道を間違えた拍子にカール・リヒターがカントールを勤めたマルクス教会(聖マルコ教会)に行きつきました。これも運命だと思いたいです。それは大変に簡素な教会で、堂内に装飾は無く、超機能的な2種類のパイプオルガンがありました。カール・リヒターと言う人は殊にバッハの演奏において空前絶後の存在であり、一時は潮のように押し寄せたピリオド楽器による古楽演奏の嵐にも微動だにせず、いまもって巌のように屹立している偉大な存在なのであります。

考えてみると教会のカントールが世界に演奏旅行にでかけ、宗教曲はもとよりオペラや交響曲を指揮し、大成功を収めるなど破格な事です。峻厳な世界観の持ち主で、音楽に憑かれた天才であったカール・リヒターはやがて心筋梗塞で倒れます。その突き詰めた性格も原因なのでしょうが、現地で思ったのは下世話な話、ミュンヘンの食事は一般に味が濃いと思います。つまり塩分の取りすぎが多少影響したのかも知れませんね。それほど、何もかも塩辛いのです。もっともリヒターは元来ザクセンの音楽家、トマス教会のカントールであったシュトラウベやラミンに教えを受け、後継者を嘱望されながら、西側の自分の自由にできる環境を求めてその地位を辞退します。ですからミュンヘンにいたのは十数年と聞きました。その後は主にチューリッヒで病後静養しますが、マルクス教会の記念碑を見ると亡くなるまでこの教会のカントール、オルガニストだったのですね。

 

私はリヒターには申し訳ない事をしたと後悔しているのです。彼が多分二度目に来日した時、すでに病魔が彼を浸潤していて、それは悲しくも痛ましい姿で、歩くのもままならい様子が伝えられていました。チェンバロやオルガンの演奏では超絶技巧とは程遠く、もはや彼は終わったと断じて聴きに行かなかったのです。浅はかでした。バッハもリヒターも音楽は神に捧げる活動だったはずです。決定的に不自由となってしまった手脚で、あえてその姿を晒してまでも、誠心誠意、必死にバッハの音楽を紡いだリヒターの本来のバッハ演奏を、私は聴き届けるべきだったのでしょう。若者とは本来、前向きではあるが短慮な存在ですが、思えば悔いの多い人生です。

カールリヒターについては故吉田秀和さんが彼と食事を共にした時の印象をつづった文章が私は好きです。その書き出しはこんなふうです。

「カールリヒターが東京に着いた夜、私は彼を囲む少人数の食事によばれた。凝った天ぷら屋だったが、座につくや否や彼は料理の整うのも待ちきれず、大根おろしをはじめあたりにあるものを手当たり次第平らげだした。・・・席の人の半分は初対面だったが、彼は食べる以外に何一つ念頭にない様子だった。みかねて付き添いが説明した。『リヒターは飛行機に乗ってから今まで何も食べてないのです。スチュアーデスが食事を持ってきても楽譜を手から放さず追い払ってしまうものですから』と。あとで私が確かめると彼は事もなげに『飛行機では電話もかからず、いやな客も来ないから、楽譜をゆっくりみていられて、こんなに楽しいことはない。特にバッハの楽譜はいつひろげてみても新しい喜びと謎がみつかるものだから』と言っていた。・・・これは音楽に憑かれた人、探究してやまない人である。・・・」

私も探求してやまない人でありたいとは思うのですが・・・。

   スタジオ☆ディーバ Photographer:山口直也

 

 

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2017年7月 5日 (水)

新人紹介で~す

はじめまして!
この度スタジオ☆ディーバに新しく仲間入りしました
横田栞です。

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今は仕事を覚えるために
ヘアメイクのアシスタントをしています。

受付やお帰りのご案内や
撮影の立会い等で応対させて頂くことがあると思います。
まだまだ不慣れではありますが、
よろしくお願い致します。

夏に向けて、だんだんと暑くなってきていますが
スタジオは暑い日差しにも負けず、
日々元気に営業しております!

皆様と笑顔で会える日を
スタジオにてお待ちしております!

    スタジオ☆ディーバ ヘアメイク シオリン

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