学問・資格

2016年2月 1日 (月)

超弩級ってなんだ!

さてコンサートのお知らせだい。その前に、去る27日、三枝成彰氏の作曲になるオペラ「ジュニアバタフライ(イタリア語版)」が渋谷オーチャードホールで行われました。
これは本場イタリアのプッチーニ音楽祭で2度上演され(プッチーニ以外の作曲家のものは初めてだとか)、その日本での凱旋公演との事です。プッチーニの本編では最後に蝶々夫人は自殺しますが、その忘れ形見の息子が大人になっている話で、彼の日本人妻のナオミは彼の生まれ故郷の長崎で彼を待つうちに原爆に被爆して亡くなります。そうワールドウォーツーが時代背景なのです。
それはともかく、第一幕でこのジュニアバタフライの乳母でスズキという女性が出てくるのですが、その役が桜井万祐子という日本人メッゾソプラノで、その人が私達を招待してくれたのでした。このキャストはイタリアでオーディションしたもので、他の歌手は皆イタリア人で一流の歌い手です。その中で唯一日本人として見事合格したのですからその実力も大したものです。実はこの人は私がルッカとナポリとで写真展とワークショップを行った時に通訳をつとめてくれた女性でした。その縁で、彼女のプロフィールやパブリシティーフォトを撮影したのですが、その写真がすばらしく仕事のオファーが増え、オーディションも受かるようになったので、私の事を恩人だと言って足を向けては寝られないそうです。彼女はイタリア生活も長く、性格的には(たぶん容貌もですが)日本人離れしている感じですが、義理がたい所はやはり日本人的だと思います。
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彼女はダニエラ・デ・マルキのジュエリー提供を受けており、ダニエラの宝飾を付けたCM用の撮影はオフィシャルカメラマンの私がやっています。また「美・JAPON」の小林さんの衣装提供も受けていて、それも先日撮影しました(写真下)。美しい和です。
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という事で、彼女のリサイタルのお知らせです。2月の4日です。地元の名古屋のホールですので、名古屋の方、近郊の方は是非、おでかけ下さい。チケットが残っていればですが。チラシに「超弩級、全てが規格外・・」なんて書いてありますね。でもその通りですから。一声聞けばおのずと判りますよ。

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お問い合わせ:プランディール音楽事務所:052ー955ー5606


   スタジオ☆ディーバ Photographer:山口直也

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2012年10月29日 (月)

森鴎外の秘密!  ルッカコミックスもね

 昨日東京大学の伊藤記念館で森鴎外の生誕150周年を記念するシンポジュームが開かれ、私も出席して来ました。また何ゆえそのような学術の席にと思われましょうが、実はパネリストとして招聘されていたローマ大学マティルデ・マストランジェロ先生が、私の知り合いだったからです。先生は来年2月末にローマ大学に私を招聘してくれていて、私は日本の美意識と思想について、「The Japonism」というタイトルで映像付きの講演を行う予定になっています。
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 さて本日の先生の講演「鴎外文学における秘密の美学」、面白かったですよ。もちろん「舞姫」のエリスがどうしたとかの話もありましたが、要は若き日に、マティルデ先生が受けたカルチャーショックが発端でした。鴎外の歴史小説を読み始めた時に、主人公がみな内省的でストイックに秘密を守る姿に衝撃を受けたと言うのです。さらに心に秘密を持った人間を鴎外がどのように扱うのかという考察でした。日本の武士道精神や「秘すれば花」といった能の奥義に、ナポリ産(先生はナポリ出身なのだ)の明るいイタリア魂が驚愕します。ここからの考察は鴎外文学のモチーフに関する、非常に斬新なアプローチで、日本のおエラい学者先生達は意表を突かれた体でした。これも異文化交流の成果ですね。

 と言う事で、私たちの文化交流もかなり本格的になっております。ご無沙汰してましたので、ここに少しだけ報告します。
昨年の6月に英国で作品展示とディスカッションを行った所までは、すでに書いたと思います。その後、9月にポーランドはワルシャワの国立歌劇場で作品展を行い大好評をいただきました。「The Japonism」というタイトルで、地元プレスにも作品が掲載されました。私の撮ったポスターは「モダンバレー週間」の映像として、100年間保存されるアイテムに選ばれました。
このプロジェクトは一言で言えば「ガンバレ日本」と言う事で、石原元都知事は日本沈没を目の当たりにして国政に意欲ですが、スタジオ☆ディーバは文化の側面から世界に日本の誇れる美意識や思想を発信したいと希望しています。そこでは過去の遺物をレポートするのではなく、文化のエッセンスを伝えたいと思っています。

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という事で、実は明日からイタリアへ2週間ほど渡航します。ルッカコミックスというイベントに招待されたもので、オープニングセレモニーと、ジャパンパレスという会場にて、私の個展と数回のワークショップを行います。
ディーバのヘアメイクや着物スタイリストと共に、イタリアの超スター声優をモデルにして、花魁ショーもやってしまいます。スタジオ☆ディーバの技術を世界に見せつける晴れの舞台という訳ですな。ふふふ。

ルッカは中世がそのまま残る街ですが、街全体が会場となり、今年は25万人の来場を見込んでいるそうです。日本のコミケのドデカいやつですが、向こうでは家族ぐるみでの参加で、非常に盛り上がる模様です。私はコスプレ大会の審査員も依頼されたりで、どうなる事でしょうね。イタリアのみなさんに日本に来たくなるような話が出来ると良いと思います。
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すでに全国放送のTVで紹介されたり、向こうのサイトに紹介されています。「LUCCA Comics」の「Japan Palace」の所、よかったら検索して下さい。

では、帰朝報告をお楽しみに!
それから作品のモデルとして参加していただいた皆様、有り難うございました。これからもヨロシクな(急に偉そうだな)。

         スタジオ☆ディーバ Photographer:山口直也

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